医師が抱えやすい婚期の問題

医師は結婚の時期が遅くなる傾向にあります。
医師になるためには大学の医学部で6年間学ばなければなりませんし、国家試験に合格する必要があります。
しかも、国家資格を取得しても、すぐに一人前の医師として活躍できるわけではありません。
スーパーローテーションと呼ばれる診療科を3か月ごとにローテーションする制度により、2年は現場で経験を積む必要もあります。
そのため、一人前になるまでには最低でも8年はかかると言われています。

18歳で大学に入学した場合、一人前の医師になるためには順調にいっても26歳ということになります。
それに、医師として働きだしてからも、日々勉強に追われたり、病棟勤務だと当直もこなさなければならないため、多忙な日々を送ることになり、恋愛どころか出会いも少ない状態です。
仮に恋愛相手がいたとしても、交際期間が1~2年もあると結婚する年齢は27から28歳になってしまいます。
そのため、医師として順調にスタートを切れなかったり、結婚を考えられるような相手となかなか巡り会えない場合は、当然結婚の時期は30代になっても独身だというケースも少なくないのです。

また、20代後半から30代にかけては様々な経験を積める時期なので、医師としての基盤を固める大切な年齢でもあります。
ですから、出産や育児に時間を取られてしまうことを考えると、結婚を踏みとどまってしまう人もいますいます。
こういったことから、女性医師は特に婚期が遅くなると言われています。

しかし、だからといって女性医師が結婚に不利かというとそうではありません。
医師としてのキャリアをサポートしてくれる男性や家事に協力的だったり、育児を率先して行うことができる男性と出会うことができれば、仕事に打ち込みつつも、幸せな家庭を築くことは可能です。
Webサイトでは結婚を含めた女性医師の充実した生活を送るための情報を紹介したものもあるので、覗いてみると参考になりますよ。